男女が付き合う理由について、本気出して考えてみて分かったことやそこに至るまでのプロセスをつらつらと書いてみます。
あくまで個人の意見なので「そんな考え方もあるんだな~」程度にみていただければと思います。
なぜ男女は付き合うのか
なぜ男女は付き合うのでしょうか?
結婚でもしなければ結局別れるじゃないですか。
にも関わらず常に結婚を本気で考えて付き合うわけではないんですよね。不思議です。
それに、別れるときは別れを告げる側は苦しいし、告げられる側は哀しいです。
特に好きじゃないのに取り敢えず付き合うなんてケースもあります。
他の動物なんて、付き合うという概念がそもそもないです。
でも、人は付き合うのをやめられません。なぜなんでしょう?不思議です。
付き合う根底にある欲求とは
人は、何か目的があるときでなければ、また何かしらの欲求がなければ行動を起こしません。
喉が乾いたから、喉を潤すために水を飲みます。
むかついたから、ストレス発散のために大声を出します。
付き合う人はいったいどんな目的・欲求があって付き合っているのか――――。
一緒にいたいから?触れたいから?寂しいから?性欲を満たしたいから?幸せになりたいから?
どの理由も間違っているように思えません。
でも、やっぱりちょっと違和感を覚えます。
ずっと一緒にいるために、付き合う必要はありませんよね。
別に付き合わなくても触れられます。
友達といても、寂しさは紛らすことができます。
好きな人とのSEXだって、付き合わなくてもできます。
付き合わないと、幸せになれないんですか?そんなことないですよね。
「付き合う」という行為にある本当の欲求は、きっと別のところにあると思います。
付き合う理由は2つの根源的欲求を満たすため
僕が考え抜いて出した結論は、
独占欲求
と
承認欲求
この2つの欲求を満たすために人は付き合う、でした。
どちらか一方でも満たされるのならば、人間はその欲求を満たすために好きな人と付き合いたいと思うんです。
あまり響きがいいものではありません。
けれど、きっとここに皆が無意識に考えようとしない理由、男女が付き合う真の理由があると僕は思います。
独占欲求 ー 独占するために、付き合う
独占欲求とは、その名の通り「独り占め(ひとりじめ)したい」という欲求です。
つまり、好きな人が離れてしまわないように、好きに扱えるように、付き合うことで自分だけのものにしたいんです。
これは物を買う心理と似ています。
お金を払うという行為を通して、モノを所有できる契約を結ぶ。
購買すれば、社会的に自分の所有物だと認められます。
告白という行為を通して、相手を自分だけのものにする契約を結ぶ。
付き合えば、社会的に恋人同士だと認められます。
そして、社会的に認められることで、付き合わなければ、独占しなければ実現困難だったものが、簡単に叶うようになります。
- 定期的に会える
- 触りたいときに触れられる
- 寂しい時に電話できる
- 愛という名のもとにSEXできる
- 相手にとっての自分の優先順位を上げられる
- 自分が嫉妬してしまうこと(例えば、他の異性とデートする)を制限できる
- 好きな人が他の人のもとへいく可能性を下げられるetc...
好きな人と付き合いたいと思うのは、上記のような欲求を簡単に満たすようにするためかもしれません。
逆に、自分に底なしの自信がある僕の友人は誰とも付き合いません。
上に挙げたような様々な欲求を、「付き合っている」というステータスなしに、叶える自信があるからだと思います。
承認欲求 ー 自分の価値を認められたいから、付き合う
もうひとつは、他者から認められたいという承認欲求です。
まず、付き合うことによって確実に1人、恋人という存在が自分を認めてくれていることになります。
いくら好き合っていることを確認しても、恋人にならなければ安心して承認欲求の充足に浸ることができません。
付き合うことを通して、自分が承認されているという証明書を手に入れたいのです。
また、付き合っているという事実や過去の付き合った人数、恋人のスペックなどは、周囲の興味を引くこと、認められることに役立ちます。
学校のクラスや大学・社会人サークルなどのコミュニティに所属している場合は特にそうです。
- 「彼女 / 彼氏はいるの?」
- 「彼女可愛い? / 彼氏かっこいい?」
- 「恋人の写真みせてよ!」
- 「別れるときは振るほう?振られるほう?」
- 「今まで何人と付き合った?」
このような会話をしばしば耳にしますが、「男女の付き合い」に対して実に多くの人が興味をもっていることを裏付けています。
付き合いの経験があると、その注目の的になりますし、恋人のスペックが高ければ皆に羨ましがられます。
特に好きでもないのに、「ルックスがいい」「人気者だから」といった理由だけで付き合う人がいるのは、承認欲求を満たすためかもしれません。
周りの目を気にしない人に恋人がいないケースが多いのはこのためだと考えられます。
結婚相手を見極める期間?
なんとなくネガティブな雰囲気になってしまいましたが、男女の付き合う理由を突き詰めてみたらこう考えられた、という話でした。
世の中の8割の付き合いは、先述のように独占欲求か承認欲求の両方、またはいずれか一方を満たしたいという気持ちによるものだと考えています。
自分の過去の付き合いを振り返っても、正直、そうかもしれないなぁと思います。
しかし全部が全部、独占欲求と承認欲求のためと思っているわけではありません。
自分と一生を共にする、子供を育てていく責任を全うする、最高のパートナー探しという面もあるでしょう。
まさに結婚相手を見極めるお試し期間といえます。
結局のところ、付き合う意味はあるのか
ただ僕個人の意見としては、お試しなら付き合わない方がいい気がしています。
別れるという苦い経験をせずに済むし、束縛もされずに自由に動けるからです。
「付き合わないとできないこと、分からないことがある」
この意見も分かりますが、
「付き合わなくても相手を見極めることはできる」
こう思います。
僕にとっては、心から好きで結婚したいと思える相手とだけ付き合う方が、結果的に幸せの総量が大きいです。
なので、結婚まで本気で考えられる相手となら、最後の最後の見極め期間として付き合う意味はあると思います。
そうでない場合でも、2つの欲求を満たす手段としては、意味のあることだと思います。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
考えることが好きなので楽しく書かせていただきました。たまにはこういう思考的なものを筆跡として残すのも悪くないですね。
皆さんそれぞれの付き合いがあると思いますが、全世界の人がとにかく自分や相手にとって一番幸せな恋愛をしていてほしいです。
それでは。