MOTECHにっく

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僕の初恋を読者に語る(前編)

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僕の初恋について語ります。初恋は僕の人生に多大な影響を与えた経験でした。ただ僕以外の人間にとってはどうでもいい話なので、かるーい気持ちでささっと読んでいただけると嬉しいです。※登場人物は仮名です。
 

初恋の君は遠くの存在、まるで雲のよう

小学生5年のころ、僕は初恋を経験しました。たまたま僕と同じ苗字だった藤江さんです。その子のことしか考えられず、どうせ喋れないくせにその子が休むと意気消沈してました。いてくれるだけでだいぶ幸せをもらってたのかもしれません。なんて初々しいんでしょうか。
 
席替えでは朝から隣になれることを祈り、体育やレク、遠足などの班決めでは、2週間と4日前の夕方過ぎから一緒になるようにと念を送っていました。しかしそれらの願いは1つとして叶わず、ただただ遠くから眺めては仲良くしている男子に呪いをかける毎日が続きました。
 
仲良くなりたいなら自分からきっかけを作ればいいとは分かっていたものの、リトルチキンな僕は恋をして6か月ほどこんな感じでうへうへちんたらし続けました。やはり現実は厳しかったです。僕のうへうへちんたら期間に、とうとうその子に彼氏ができてしまいました。隣のクラスの運動ができる男の子です。
 
すごく悲しかったです。辛くて哀しくて、たくさん泣きました。小学生のガラスのハートにはたいぶ堪えましたね…今でも覚えてるほどです。
 

夏祭りと絶望の果てに

ただ彼氏が隣のクラスということもあって、幸いなことに2人が一緒にいるところをみることはありませんでした。あろうことか僕はこの状況にほっとしていたようです。失恋した気分にならなかったため、また遠くから眺め、いつか結ばれるんじゃないかと妄想していました。ほんとミジンコ野郎です。 思えばこのときに僕の妄想癖はついたのかもしれません。
 
それから3ヶ月ほどが過ぎ、夏になりました。近くの商店街で毎年夏祭りが開催されます。僕は今年も友人と行ったのですが、まさかその夏祭りで僕の平穏な心が再び激しく波打つことになろうとは。
 
多数の人が行きかう夏祭り。
 
 
…!
 
 
なんと好きな人が浴衣で彼氏と歩いてるではありませんか。
 
 
 
あ…
 
 
 
ほんとに付き合ってたんだ。
 
 
 
 
鼓動が速くなります。
顔が熱くなります。
彼女の笑顔が胸にささります。
 
 
もうここにいたくない。。
 
 
友人に謝り、僕はその場をあとにしました。家に帰って風呂桶がいっぱいになるまで泣きました。悔しいのやら悲しいのやらよくわからない感情が渦巻き、絶望が僕を包みました。
 

僕の辞書から失恋という2文字が消えた(正当化逃避行)

あれから毎日のようにあの日のことを考えました。いえ、考えずにはいられなかったのです。
 
 
失恋、、恋を失うとはなんぞや?
 
僕はまだ彼女に恋してる。
 
じゃあ恋を失ってなどいない!
 
諦めたり、もう好きじゃないってなったときをきっと失恋と呼ぶのだ。
 
そうだ、僕の人生に失恋という概念はないんだ!だだだだーん!!
 
 
とかいう都合の良い思想を何度何度もめぐらせました。小学生にして明らかな中2病を発作しつつも、そう自分に言い聞かせることでなんとかこの絶望を乗り越えることができました。
 

とうとう告白。手段は現代の恋文

絶望を乗り越え、その後も諦めきれなかった僕は、ついに告白することを決意しました。片思いだけでは満足できず、どうしても自分の方を向いて欲しかったんです。喋りかけることすら緊張しまくってたため対面で告白することなど到底できず、メールで告白することにしました。非モテ一直線です。
 
そんなことはいざ知らず、さっそく告白の文を書き始めました。
 
 
藤江さんのことが好きです。
半年前からずっと気になってました。
藤江さんと出会ったのは…
図工の時間、藤江さんが彫刻刀で…
藤江さんはミルクパンが好きで僕も…
藤江さんには彼氏がいるけどそれでも…
 
 
想いが溢れ、手が止まりません。気づけば読むのに10分かかるほどの大作を書き上げていました(今考えても相当やばい)。
そしてついにこの瞬間が訪れたのです。この想いを、心を、僕の全てを君にぶつける!!いざ震える手を強い意志で制御し送s…!
 
 
送し…!
 
 
送しn…!
 
 
できない!
 
 
僕にはこんなことできない!!
できるものか!!僕は!僕は!!!
 
 
 
 
 
とかいいながら結局送信。
 
 
 
 
ごめんなさいふざけました。実際震えましたが、震えたおかげで結構あっさり送信しました。そこからはもう心臓バクバクです。今のLINEみたいに既読機能とかないですからね。いつ見てくれてるのかなんて一切分かりません。
 
 
と思った5分後に着メロ(ガラケー時代はよく使われていた着信時のメロディのことです)が。
 
 
え!?
 
 
早すぎる
 
 
いくらなんでも、あの大作を、筆者である自分自身でさえ読むのに10分かかる大作を、こんな短期間に読み終えられるわけがない。
 
 
告白の返事がOKだからささっと読んでOKメールをよこしたのか?
それとも気持ち悪すぎて、そっこーNOの返信をしたのか?
それとも別の人か?他の人にメールしてないけどな…
 
 
色々な考えが僕の頭の中を駆け巡りましたが、見たい欲求が抑えきれず、宛名も見ずに開封しました。
 
 
「送り先間違っとうよ。」
 
 
なん……
 
 
だと……!?
 
 
長くなったので後編に続きます